2017年2月12日開催予定の第59回グラミー賞のノミネート作品として、日本人アーティスト音楽家の坂本龍一さんがノミネートされ話題に。
そもそもよく聞くグラミー賞とは知ってるようで知らない有名な賞ではないでしょうか。
せっかくなので賞の概要からノミネート理由・受賞に至る背景までサクッと理解して雑学にしておきましょう!
グラミー賞とはそもそも何の賞か
全米レコード芸術科学アカデミー(NARAS)が毎年設けている賞です。
毎年最もすぐれた音楽アーティストを86の部門に別けて表彰する世界的にも最高峰の権威ある賞です。
歴代グラミー賞を受賞した日本人は?
過去に実際に受賞した日本人もいます。
・1987年 最優秀アルバムパッケージ賞:石岡瑛子
・1989年 最優秀映画音楽アルバム賞:坂本龍一(Cong Su, David Byrne と共に)
・2001年 最優秀ニューエイジ・アルバム賞:喜多郎
・2008年 最優秀ニューエイジ・アルバム賞:中村浩二
・2011年 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞:松本孝弘
数は少ないですが、近年グローバル化が進んだことで日本人も受賞しやすくなってきた賞と言えるでしょう。
ノミネートされたらどれくらいスゴイことなのか?
全世界のアーティストの中から、各部門3組ほどがノミネートされます。
その中から1組だけがタイトルアーティストとして受賞されるので、世界で3本の指に入った。そう表現できるほどのインパクトになります。
ノミネートされる理由と背景は何があるのか?
明らかにコレという決まった指標はないようなのですが、最も重要視されるのは、アルバムの売上といわれています。
要は、最も売れているアルバムアーティストが、最も今世の中で支持されている。という逆説的な考え方によるものだと言えます。
そのため、他にもどれだけ世の中で注目を集めているかも重要です。
どれだけのメディアに出ているか、どんなメディアに取り上げられているのか、そして実際にどれだけ幅広い年代に知られて、何割の人が知っているのか?なども検討の材料になるようです。
なので、音楽会で最高峰の権威ある賞といういわれは間違いがなさそうです。
グラミー賞最多受賞者は誰なのか
グラミー賞最優秀アルバムを最も多く獲得したアーティストは、
・フランク・シナトラ
「Come Dance with Me」
「September of My Years」
「Sinatra: A Man And His Music」
・スティーヴィー・ワンダー
「Innervisions」
「Fulfillingness’ First Finale」
「Songs in the Key of Life」
・ポール・サイモン
「Bridge over Troubled Water」(サイモン&ガーファンクル)
「Still Crazy After All These Years」
「Graceland」
上記3名が最多記録保持者でタイ記録です。
ちなみに、その次に最多となるのが
・U2
「The Joshua Tree」
「How to Dismantle An Atomic Bomb」
・ジョンレノン
※ソロとグループの両方を合わせたら
グラミー賞不正疑惑の事件 無名アーティストのノミネート
2013年のEDM部門~エレクトロニック・ダンス・ミュージック~で全くの無名アーティスト『アル・ワルサー』がノミネートされたとして、不正疑惑騒動が起きたことがありました。
しかし、この騒動のページはすでに削除されノミネートからも名前が削除されている現在。真相は全く不明な状態となっているということもあった。