2017年にスタートし、今や年末の風物詩の仲間入りを果たした「THE W」。M1やR1、キングオブコントなど同様、吉本興業主催のお笑い王座決定戦で、日本一の女性芸人を決めるコンテストとして知名度を上げてきました。優勝者はテレビで引っ張りだこになり、その後の活躍も目覚ましいですよね。
さて、12月10日に行われる決勝戦のファイナリストはどういった顔ぶれなのでしょうか?
「THE W」気になる2022年の決勝進出者は?
TEAM BANANA
THE Wの舞台では、2017年から2019年まで3年連続で準決勝へ進出し、2020年からは決勝戦の常連にもなっている実力派コンビ・TEAM BANANA。ヒルナンデス!(日テレ)では前説を務めるなど、すでにその知名度と実力は定着しています。
そのテンポの良さと軽快な掛け合いで万人受けするネタが揃っており、THE Wの舞台でも会場を沸かせること間違いなし!決勝舞台常連コンビの行く末が注目されます。
ヨネダ2000
ヨネダ2000は、2022年のM-1グランプリでもファイナリストに残っている実力派女性コンビです。M1で女性コンビがファイナリストに選出されるのは、2009年のハリセンボン以来の快挙。そんな注目の大型新人が、THE Wにも旋風を巻き起こします。
漫才が中心のコンビですが、2人の独特な世界観とシュールな展開がクセになる芸風が特徴のヨネダ2000。THE Wで見事優勝し、そのままM1決勝に乗り込むという最高の形を迎えられるのか?視聴者全員が注目する見どころになりそうですね!
さとなかほがらか
令和の始まりとともに芸人デビューを果たした、さとなかほがらかさん。趣味はニードルフェルトで、ブローチなどを制作し都内の店舗に納品しているマルチな芸人です。普段はインドア派で、ライブなどで人前に出ることに緊張してしまうそう。
その一方、コントでは幅広いキャラになりきる演技力も定評。美しく温厚な見た目からは想像もできないほどに暴走したり大声を上げたりするコントは、一度見たら忘れられないでしょう。
Aマッソ
THE Wでファイナリストに残るのは3回目のAマッソは、ボケとツッコミの役割を明確にしていない新しい芸風が特徴的なコンビです。WボケやWツッコミなど一風変わった漫才スタイルもお手の物で、リズムネタもできるというマルチぶり。
実は個々の活動でもR-1ぐらんぷりなどの賞レースで結果を残しているAマッソですが、ネタの過激さやあまりに尖った言葉遣いに、先輩芸人から苦言を呈されることもあったのだとか。ファイナリストに選ばれ、その過激な芸風で優勝する可能性が高いと見込まれているAマッソ。多彩な2人が、決勝戦の舞台でどのようなスタイルを見せてくれるのか、楽しみですね!
天才ピアニスト
昨年のTHE Wで準優勝を獲得している天才ピアニストは、NHK上方漫才コンテストでも優勝を果たしている貫禄あるコンビ。
注目ポイントはその抜群の演技力です。「看護師あるある」「おばちゃんあるある」など世間の共感を呼ぶネタを高い演技で披露するほか、上沼恵美子さんのモノマネも好評。どんなあるあるも、天才ピアニストがやると格段に面白くなる!と言われるほどの実力を見せています。
爛々
2019年からTHE Wの準決勝に進出し続け、とうとう今年は決勝のファイナリストに選ばれました。2017年結成でありながら、すでにTHE Wの常連。2021年にはNHK上方漫才コンテストに初出場するなど、その勢いを着実に増してきている注目のコンビです。
まず印象に残るのは、雑誌から出てきたようなカッコイイ見た目!そして、超正統派の関西風漫才でとにかく軽快にしゃべくります。テンポのよいボケとツッコミは、見ていて爽快です!
スパイク
今ではYoutubeチャンネルでも「女子あるある」などの人気ネタを披露しているスパイクは、”可愛すぎる芸人”として有名な実力派女性コンビ。アイドル顔負けのルックスを持つ小川さんが、形相を変えるほどに性格の悪いキャラクターを演じるコントも話題を呼んでいますよね。
そんなスパイクは、2020年のTHE W決勝が決まっていたものの、新型コロナウイルス感染により辞退した過去が。悔しさをバネに、2022年の決勝を突っ走ってくれることでしょう!
フタリシズカかりこる
フタリシズカという男女漫才コンビの1人である、横井かりこるさん。個性的な髪型と、キレキレのダンスで、音ネタをメインに活動しているコンビです。フタリシズカとしては、2018年にABCお笑いグランプリで決勝進出、2021年の「ぐるナイおもしろ荘」で準優勝を獲得するなど、その実力をじわじわと見せつけてきています。
相方の加賀谷秀明さんに7年間も片思いをしていることでも知られている横井さんは、「THE Wで優勝したら加賀谷さんにプロポーズしたい」と公約を掲げていました。
河邑ミク
ピン芸人として主に1人コントを披露する河邑ミクさんは、松岡茉優さん似の美人芸人。コントでは、対男性の設定でクセのある女性になりきる演技が定評を得ています。
漫画やドラマを参考にネタを作っていて、巧妙なシナリオには脱帽です。思わず「こういう人いる!」と共感してしまう女性キャラクターの再現度が高く、女性ファンからの支持も高まりそうです。
エルフ
ボケである荒川さんのギャル姿がインパクト大の女性コンビ・エルフ。自由奔放なギャルの荒川さんがポップな雰囲気でボケ続け、関西弁で強めながらも包み込むようにツッコむはるさんの安定感も見どころです。
視聴者からは「元気が出る!」「いつもニコニコしていて可愛い!」と、好感度抜群の2人です。派手なビジュアルにTHE Wのファイナリストということで、今後さまざまなテレビ番組に引っ張りだこの予感ですね。
紅しょうが
ボケの熊元プロレスさんの大きな身体と真っ赤な口紅が印象的なコンビ・紅しょうが。熊元さんは外見が、THE Wで優勝経験のある「ゆりやんレトリィバァ」に似ていると言われることが多いそうですが、なんとゆりやんさんとは元コンビだったのだとか。
芸風は主に漫才ですが、コントもできる二刀流。関西らしいテンポのよい掛け合いで、会場を笑い声で溢れさせます。THE W決勝ではどんな芸風で勝負するのか、要注目ですね!
にぼしいわし
THE Wでは、まだまだ無名だった2019年から2年連続で決勝進出、2021年には準決勝新出の経験を持つにぼしいわしが、今年再び決勝の舞台に帰ってきました!昨年はABCお笑いグランプリでは最終予選にも進出した実力派です。
スローテンポなしゃべくり漫才を得意としており、女性には珍しいとも言われる正統派漫才でその実力を確かなものにしてきました。キレキレの漫才師が揃うTHE Wの決勝舞台で、他コンビとの差別化を図り審査員の目を光らせることができるのでしょうか!?
まとめ
今回は、THE Wの決勝進出者12組をまとめてきました。まだまだ世に名が知られていない芸人もいましたね。
すっかり年末の大イベントの仲間入りを果たしたTHE W。王者に輝く女芸人のトップはもちろん、決勝進出者の今後の活躍が期待されます。決勝戦は、12月10日(土)19時から日本テレビで放送予定です。固唾をのんで見守りましょう!