LINEヤフーは、今後モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を終了することを発表しました。最近では、日本でもキャッシュレス対応のお店も増え、現金をもたない人も少なくないのではないでしょうか。誰かと食事に行った際も、お金を建て替えた相手にきっちりと割り勘で返済するのも難しいですよね。そんな時、キャッシュレスだと端数まで支払えるので、どちらかが多く払った払ってないでもめることも防げます。
また、日本人のスマートフォンを覗けば、大半の人がインストールしているLINEと連動しているLINE Payが廃止となると、不便に感じる人もいるのではないでしょうか。今回は、LINE Payの廃止に至った経緯とサービスが使えなくなる時期をお伝えしていきます。
LINE Payサービスが終了するのはなぜ?
日本にキャッシュレスという文化が浸透していない2014年12月に、LINEヤフーはLINEアカウントがあれば誰でも、簡単に送金や決済できるLINE Payの提供を開始しました。2024年5月時点で4400万人の国内登録者数を更新したものの、同年12月にLINE Payのサービス提供開始から10周年経つということで、事業の見直しを行った結果、国内の送金また決済サービスをPayPayに一本化させることになったそうです。
使えなくなる時期はいつ?
サービスによって使用できなくなる時期が異なるので、サービスごとに紹介していきます。
ユーザー向けの残高を利用したサービス
まず、トーク上で送金できるサービス、残高送金・送付機能は2024年9月上旬に終了しました。次に、Visa LINE Payプリペイドカードが使用できるのは2025年1月下旬までの予定です。銀行口座やコンビニでチャージできる残高チャージ機能は2025年3月上旬に終了予定です。コード支払い、オンライン支払い、LINE Pay請求書支払い、銀行振込サービスは2025年4月下旬が使用期限となります。
ユーザー向けのそのほかのサービス
Visa LINE Payクレジットカードでのカードショッピング、チャージ&ペイは2025年4月下旬までとなっています。また、LINE Payのアプリインストールやアカウント開設は、2024年11月下旬でできなくなります。支払い履歴、入出金履歴、送金・送金依頼履歴、利用レポートの閲覧また出金サービスの利用は、2025年4月下旬までとなっています。
加盟店/自治体向け提供サービス
LINE Pay かんたん送金サービス(企業からLINE Payユーザーへの送金)は、2024年12月下旬で廃止予定です。コード決済やオンライン決済の利用は、どちらも2024年4月下旬までとなっています。
LINE Payの残金はどうなる?
現在LINE Payを利用していて、残金がかなりあるユーザーはすべて無駄になってしまうのではないかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。残ったお金は、PayPayに移行することが可能で、PayPay加盟店で利用できます。PayPay残高への移行についての詳しい概要は今後特設サイトで更新されるようです。まだPayPayのアカウントを持っていない方は、アカウント作成をおすすめします。
まとめ
今回は、LINE Payのサービス終了に伴い、サービスが使えなくなってしまった背景やいつ使えなくなるのか詳しくご紹介しました。サービスによっては、2024年11月には終了してしまうものもあるので、LINE Payユーザーは損をすることがないようによくチェックしておきましょう。
これからPayPayに一本化するということなので、まだアカウントを作っていない人は是非この機会に作成してみてください。ポイント還元率が高いので、お得にお買い物できるかもしれません。