キャッシュレス社会への移行に伴い、世間ではさまざまな電子決済方法ができました。そのうちの1つ、QRコード決済のペイペイを利用している人は多いのではないでしょうか?しかし、ネット上ではペイペイはやめたほうがいいという言葉も見受けられます。そこで今回は、ペイペイはやめたほうがいいと言われる理由について、メリット・デメリットと合わせてご紹介します。
ペイペイを使うのはやめたほうがいいと言われる理由
使用できるお店のバリエーションも多く、さらにポイントも貯めることができるペイペイを利用してみたい方は多いはずです。事前にやめたほうがいいとされる理由を知っておくことで、後悔なく使用することができます。
以前よりも還元率が低くなってきている
ペイペイは2018年のサービス開始当初、還元率は3.0%と高い水準に位置していました。しかし徐々に還元率が下がり続け、2020年4月には0.5%まで下がりました。これは、楽天ペイの1.0%より低い還元率です。さらに、ペイペイへのチャージに利用できるクレジットカードはペイペイカードのみで、残高チャージや店頭でのペイペイ利用ではポイントは付与されません。同じ0.5%還元のd払いやauペイでは、クレジットカードポイントとのダブル取りが可能な点を考えると、還元率が高いサービスとは言えません。
他の支払い方法と併用できない
ペイペイで支払おうとして、残高が不足していた場合でも、不足分を現金や他のキャッシュレス決済と一緒に支払うことができません。そのため、支払い前に残高を確認する必要があり、手間に感じる可能性があります。
本人認証なしだと利用可能金額が5,000円
ペイペイで定められている上限金額は、本人認証未設定のクレジットカードでの支払いの場合がもっとも低く、過去24時間と過去30日間で同じ5,000円です。本人認証設定済みのクレジットカードだと、過去24時間で2万円、過去30日間で5万円まで上限が増えます。そのため、早めに本人認証をしておく必要があります。
ペイペイのメリット
ペイペイを利用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。
1.使えるお店が多い
ペイペイが使える店舗数は、2023年3月時点で全国に410万ヶ所を超えていると言われており、今も日々拡大しております。利用できる店舗が多い分、残高チャージさえしっかりしていればスマホ1つで買い物やお食事ができる点が最大の強みです。ペイペイ1つで大変便利に生活できるため、財布を持ち歩く必要もなくなります。
2.毎週発行されるクーポンがお得
毎週月曜日に還元率がアップするクーポン「クーポンマンデー」が発行されます。ドラッグストアや飲食店などの実店舗で使えるものから、ネット利用で使えるクーポンまであり、アプリで使いたいクーポンを獲得しておくことで、支払い時に自動で適用されるので便利です。
3.友人間での送金に便利
QRコード決済の中で利用率が最も高いペイペイだからこそ、食事の割り勘や代金の立て替えなど、1円単位での送金をスムーズに行うことが可能です。ただし、送金できるのはペイペイ残高のみで、ペイペイポイントは送金できないことには注意が必要です。
ペイペイのデメリット
やめたほうがいいと言われる理由として述べたもののほか、ペイペイを利用するデメリットとして、通信環境が悪いと利用できないことが挙げられます。他のスマホ決済サービスにも当てはまることですが、ペイペイ頼みで外出し、いざ支払いをしようとした際に、通信環境の悪さや通信制限などの影響で支払い不可といった状況になる可能性があります。これは、クレジットカードや現金と比較し、デメリットと言えるでしょう。ペイペイ支払いの際は、事前にアプリを開いて支払いが可能かを確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ペイペイは、便利なキャッシュレス決済ツールとして広く利用されていますが、還元率の低下や他の支払い方法との併用が難しい点などのデメリットも存在します。しかし、利用方法によっては、メリットも多いサービスです。キャッシュレス社会を生きていく上で、それぞれの決済方法の特徴をしっかり理解し、自分のライフスタイルに合わせて選んでいくことが重要ですね。