通称『元リク』と呼ばれるのが、元リクルート社員です。
中途入社の場合、契約社員で営業職の場合が多いです。
リクルート中途入社のタイミングでは、正社員登用or条件の良い転職 を夢見て転職している場合がほとんどでしょう。
元リクルートの正社員登用実績はどうか
これは当然、非公開の情報でしょう。
具体的には、リクルートはすでにグローバル企業でありリクルートホールディングスの持ち株会社の下にいくつもの会社がぶら下がっている形です。
元リクルートの私はちなみに、リクルートライフスタイル社出身です。
RLSとも略します。リクルートライフスタイル社の社員登用実績は、約10%です。
極めて少ない。
社員試験を受けない人が50%以上を占める
・契約期間中に実績を残せなかったから自信がない
・営業職以外の仕事がしたい
・独立・起業したい
・主婦業に専念したい
などなど、単にリクルート自体に価値がないと判断して社員登用制度を受けない訳ではありません。
『元リク』たちは何をしているか
女性が多く活躍する職場であることもあり、転職する人が役5割程度。
これから新天地を探します!
という人も多くいます。
そのうち、転職する5割の人はどこで活躍しているのか?
半分は元リクルート社員は、他のリクルートグループに転職
例えば、じゃらんやゼクシィ、カーセンサーやタウンワークなど。
リクルートの社風は独特ですから、受け入れる側も楽でマッチングしやすいのです。
リクルートグループ以外では何をしているか
基本的に、営業職での転職をしている場合がほとんどです。
リクルートで養った営業ノウハウを活かして、無期雇用社員(正社員)で結果を出しに行く。というのがほとんどです。
キャリアアップをするパターンはほとんどありません。あって100人に2・3人でしょう。
ここでいうキャリアアップとは、
・営業プレイヤー→プレイングマネージャー
・営業プレイヤー→マネージャー
・営業プレイヤー→役員
のことです。起業の場合は、キャリアアップしたかどうかは自分で決められてしまって相対的に測れないためここでは除外しています。
他社に行く場合は、営業経験のある『期待の元リク社員』として採用されます。
いきなり転職時点キャリアアップするほど、リクルートの評価は高くないということですね。
期待通りの結果が出れば早く出世させます!という感じです。
世の中は厳しいものです。
そもそも他社の元リクルート社員の評価は?
実際に採用担当者の意見を見てみましょう。
『元リク』と『元マッキンゼー』って羨ましい。『元』の肩書だけで食ってける。でも私は最近5年で縁あって10名以上の元リクを採用等で見てきたけど、例外なく役立たずのクズだった。元マッキンゼーも一人雇ったけど、英語とプレゼン能力は高かったけど、何一つバリューを出さずに消えちゃったよw
— 酒田五法は風林火山 (@JN1QWR) July 30, 2013
手厳しい、、要は実力を高くみられる傾向にあります。
元社員が告白 自称「元リクルートのトップ営業マン」が信用できないこれだけの理由 http://t.co/xk7dwhA6zk 元リク多いよねー
— おじゃる@獅子燕。 (@OJAL_jp) April 10, 2014
「トップ営業マン」「史上最年少で○○」っていう肩書きの元リクの人って、何か異常に多くありませんか?
— るのるの (@runorunoruno) October 3, 2012
これは多い意見。
リクルートのトップ営業でした!と名乗る人は、たくさんいる様です。
どこからがトップ営業かどうかは、ラインがないので難しいですが・・・
元リクルートブランドは活用できるが、期待値は高い
世にたくさんの意見はあるものの、自分の勤めている会社名に『元』をつけて『元リク』などの共通言語になる場合はないはずです。
それだけ知名度と注目度は高いので、そこは有利です。
しかし、最終的には置かれた環境で相対的に高い結果を出して初めて『さすが元リク』となるので、転職の際は気をつけたいところ。