ひな祭りの時期になると食べたくなる、あま〜い香りが心地良い桜餅。
桜餅の簡単な作り方と桜餅の種類についてサクッと知りましょう!
桜餅は「関西風」と「関東風」で違いがある
関西風と呼ばれている方が=道明寺(どうみょうじ) タイプです。
大阪の道明寺で作られた、もち米を蒸し乾燥させて、それを粗挽きにした道明寺粉を使って皮を作り餡(あん)を包んだまんじゅうタイプのお餅。
道明寺粉独特のツブツブしている食感が特徴的で「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれる由来になっています。
関西ではこちらが主流。
逆に、関東風と呼ばれている方が、=長命寺(ちょうめいじ) タイプです。
小麦粉などの生地を焼いた皮で餡(あん)を巻いた、クレープ状の桜餅。
1717年に隅田川の長命寺というお寺のの門番である、山本新六が大量の桜の落葉の掃除に悩まされて考案し売り出されたことから、「長命寺」or「長命寺餅」と呼ばれる由来に。
その名の通り、関東ではこちらの桜餅が主流です。
しかし、関東を超えて北海道などで関西風が主流であったりと、全国各地で主流のタイプはバラバラと言えるでしょう。
【関西風】桜餅・道明寺の簡単レシピ
《12個分の材料》
道明寺粉ー150g
市販のこしあんー250g
熱湯ー250cc
食紅ー少々
砂糖ー大さじ1に加え、別で大さじ1と1/2
桜の葉の塩漬けー12枚
水ー大さじ1と1/2
《作り方》
①桜の葉・花の塩漬けを10分ほど水にさらして軽く塩抜き後に水気をふく。
②あんを12個に別けてして俵形に。
③別で用意した、大さじ1と1/2+水大さじ1と1/2を火にかけて冷ます。(シロップ)
④道明寺粉を水洗い。
⑤250ccの熱湯を入れ、極めて少量づつ食紅をほんの少し入れてピンク色にしていく
⑥⑤に道明寺粉を加えてよく混ぜる。
⑦ラップをして電子レンジ(500w〜600W)で5分加熱する。
⑧レンジから取り出してヘラでよく混ぜる。
⑨再度ラップをして、⑦と同じ様に電子レンジで再度5分加熱。
⑩砂糖を上の方から全体にまんべんなく加え 、切るように混ぜていく。
ここまでで20分!
あとは桜餅の仕上げです!
《仕上げ工程》
①③で作ったシロップを手に薄く塗り、手のひらに餅を乗せ押さえて平らに。
②あんをのせて包み込み、俵型に包む。
③桜の葉の表を内側にして巻き、ハケがあれば残ったシロップを葉と桜餅全体に薄く塗る
完成!!
これで30分以内に完成できました。
桜餅の葉っぱは食べないのが正解?
結論、マナーらしいマナーはないので、どちらでも好きな方でいいというのが正解です。
ただ、関東風の場合は葉っぱを取り除きやすいので、しょっぱさと苦味が苦手な方は取り除いて食べる傾向が強いようです。
反対に、関西風の場合はぴったりと葉っぱがくっついているため、取り除きにくいのでは笠おうとすると見栄えもよくないために、そのまま食べるのがマナーという様な部分もある様です。
葉っぱを食べて健康的には問題がないか?
独特の味で身体に良いのか悪いのか、判別しずらい桜餅の葉っぱ。
桜餅の心地良い桜の香りは、塩漬けした時に葉に含まれる「クマリン」という
ポリフェノール系の成分です。
このクマリンは、パセリ・ゆず・ミカン・ハッサクなどにも含まれていて抗菌作用や鎮静作用、活性酸素を除去する効果もある優秀な成分です。
プルーンなどに代表されるポリフェノール系の成分のためこれは納得ですね健康に良い。
しかし、肝毒を含んでいるため多量な摂取は身体に良くない可能性がありますので、日常的に摂取している程度では全く心配の必要はありません。
いかがでしたでしょうか。
素敵になひな祭り、桃の節句を♪