『駅近でなんでこんなに破格に安いの??』
事故物件である可能性が高いです。しかし、事故物件といっても多々種類はあり、『お得に住める』可能性もある物件もあります。
事故物件とは?危険度別
事故物件と言ってすぐに思い浮かぶのはそこで『人が亡くなった部屋』だと思います。
しかし、もっと種類は多岐に渡るので、一概に事故物件を嫌うのは時期尚早の可能性があります。
事故物件の判別は『大島てる』を利用すれば一発でわかります。
事故物件掲載サイト『大島てる』とは
事故物件かいわくつき物件かどうかを探すことができることでき、事故物件マップが表示される一時期ネットで注目を集めたサイトのこと。
事故物件の物件の住所だけではなく情報や詳細な死因まで書かれています。
大島てる事故物件危険度:高
・殺害事件物件
・自殺物件
その『部屋』ないし、『共用部』において殺害事件が起きていることが稀にあります。
大島てる創業者の代表者曰く、それでも心霊体験をしたことはない。とはっきり言っています。
以下、大島てる対談の引用
――ところで、実際に事故物件現場などで、大島てるさんは心霊体験をされたことはありますか?
大島「ないですよ、残念ながら(笑)。でも、今日博多の方で火事があったんですが、その現場が、つい先日のイベント会場の近くで、『イベント前だったらついでに現地調査できたのにな』って思ったんです。そういう、『この間せっかく近くを通ったのに…』ということなら結構あるんです。
参照:exciteニュース
こういった危険度高の物件の場合は確実に『心理的瑕疵あり』の物件とみなされ入居前に必ず入居へ告知されます。
大島てる事故物件危険度:中
・飛び降り(屋上・或る部屋)
・殺人未遂
その物件自体は『事故』に関連した物件であるが、実際には物件自体は関連しているものの、関連が薄い。
さらに部屋単位でいうとほとんど関連はない。
という物件。こういった物件も『心理的瑕疵あり』と記載される場合があります。
大島てる事故物件危険度:低
・火事
・強盗
など
基本的には『多少ニュースになる程度』の事故が発生した物件です。
こちらは確実に『心理的瑕疵』はなしと判断される物件ばかりで賃貸価格に与える影響もほぼありません。
事故物件大島てるでよくある『心理的瑕疵』とは
定義を説明すると下記になります。
・過去に販売、賃貸募集している住宅(建物)で「自殺・殺人」などが発生していた。
・過去に販売、賃貸募集している住宅(建物)で「事件や事故による死亡」などが発生していた。
・過去に販売、賃貸募集している住宅(建物)周辺で「事件・事故・火災」等が発生していた。
・販売、賃貸募集している物件の周辺に「指定暴力団等の事務所」がある。
・販売、賃貸募集している物件の周辺に「嫌悪施設」が存在する。
※嫌悪施設…嫌われている施設という意味で、小学校・中学校等・清掃工場・葬儀場・火葬場・工場・遊戯施設・原子力発電所等・刑務所・産業廃棄物処理場・下水処理場・ガスタンク・風俗営業店など環境悪化や騒音・悪臭・大気汚染・土壌汚染などを誘発する施設のこと。
小学校等が入っているのは、学校の放送や子供の遊ぶ声、通学の際のいたずらを懸念する人がいるためによります。
「その事(施設)がある事が契約前から分かっていたら、契約(購入)をしなかった。」
という様に「買主さんや借主さん」に言われてしまうと「心理的な瑕疵」に該当してしまうものなのです。
隠れた『心理的瑕疵』物件を見分ける方法
では1つずつみていきます。
①家賃が相場よりも安い物件
ただこの場合はほぼ確実に告知してくれるはずです。
事故物件には本当のことを言って家賃を下げて貸し出すパターンと、知らんぷりして家賃を下げないってパターンの2つだけ。
つまり家賃を大幅に安くしている場合は、すでに事故物件ということをこちらに伝えてくれる意思があると考えていいです。
しかし注意しなければならないのは、伝えるタイミングは業者によってさまざまだということ。稀に契約書を交わす段階で言ってくる場合も。
②リフォーム物件
物件内の風呂やキッチンだけがリフォームされている場合は自殺や殺人現場などの痕跡を消すためにそこだけ取り換えた可能性があります。(もちろん単なる老朽化対策の可能性も十分あり)
ただこちらも家賃が安い場合と同様、誠意を見せているわけですから良心的な事故物件であるということもできる。
③定期借家
海外赴任中や、取り壊すまでの期間だけ誰かに住まわせる制度。
これには落とし穴があります。
1人目には事故物件と伝えて家賃を安くしたうえで短期間の定期借家の契約で貸し出す
そのあと1人目が退去したら2人目の住人には事故物件だと伝えずに元の家賃に戻す場合。
つまり前の住人が退去した理由が定期借家の契約だった場合は非常に怪しいと言えると思います。
④物件名の変更
マスコミに出るような凶悪事件があった物件は、マンション名が変わっているケースが多々あります。外壁の色を変えることも常套手段です。
大島てる掲載の事故物件に3年間住んでみた感想
結論、何も感じませんでした。
霊感はない方ではないですが、全く感じませんでした。
ちなみに、事故物件と知ったのは入居して2年のタイミング。
知ってからは『音がする・・??』などと勘繰ったこともありましたが2年間平気であったので勘違い確定です。
事故物件のデメリットは『人に明かしにくい』という点だけだと思うので、あまり家に執着のない方は『心理的瑕疵あり』の物件でも関係なく住むことができると思います。
ある意味、家賃が安くてリフォームされていたりする分おすすめと言えるかもしれません。