私たちに必要不可欠な「睡眠」。毎日当たり前のように繰り返される睡眠ですが、意外と知られていないことはたくさんあります。そこで今回は消化に良いとされている寝方をご紹介します。これであなたももっと健康になれるかもしれません。
消化に良い向きって右or左??
結論から言ってしまうとケースバイケースです。どういうことかというと、胃の形と状態によるということです。ではどのようなケース別に分けられるのか見ていきましょう。
右向きがいい場合
食後に右向きで寝たほうがいい人は以下の場合です。
・胃の形が正常胃・鉤状胃・胃下垂の人
つまり一般的な日本人は右向きがいいということになります。
右向きに寝ることで、胃から腸への食べ物の流れがスムーズになり、消化しやすくなります。左向きに寝ると、胃の中の食べ物が残りやすくなってしまいます。
左向きがいい場合
では反対に食後に左向きで寝たほうがいい人は以下の場合です。
・逆流性食道炎の人
・ばくじょう胃の人
ばくじょう胃とは胃の入り口が少し低い位置にある胃のことを指します。日本人では2,3割ほどいると言われています。
逆流性食道炎は胃液が食道を傷つけただれてしまうことで、咳や胸やけ、中には不眠という症状を引き起こす状態を指します。
逆流性食道炎の人が右向きで寝てしまうと、胃の内容物が逆流してさらに症状を悪化させてしまう恐れがあります。
まとめ
自分の胃の形状や状態によって向いたほうが良い方向は右か・左かに分かれます。
健康診断などの時に、自分の胃の形がどれに当てはまるのかを聞いてみると良いでしょう。
日々何気なく睡眠をとっていますが、寝る向きによっては健康を損ねたり、または向上させたりします。
また同じ向きで寝続けるのは、体の歪みが生じたり血液の循環が滞ってしまうのでその点は注意しましょう。
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