ずっと思っていたけどもう今日こそ限界『いっそ仕事辞めたい』『この会社辞めたい』
精神的・肉体的に大変すぎて『そもそももう仕事行きたくない』『会社行きたくない』『ベッドから出られない・起きられない』
仕事はいいけど『人間関係に疲れた』『どう考えても上司・先輩がおかしい』
『もう、生きていることが辛い…』
どれも間違っていない、正解です。あなただけがおかしいのではありません。
その証拠に、ストレス社会である日本ではこのような苦痛によって病院にかかる患者が急増しています。
『仕事辞めたい、辛すぎ』鬱病(うつ病)診断が激増
15人に1人が生涯に1度は鬱病(うつ病)に
平成14年に厚生労働省が行った調査では、鬱病(うつ病)の有病率は6.5%。
つまり15人に1人が生涯に1度は鬱病(うつ病)にかかっている状態だということ。
学校のクラス(平均約30人)で言えば、2人はうつ病になっているという計算。
鬱病患者は年々増加の一途を辿り、2008年にはうつ病と躁うつ病(双極性障害)とあわせて100万人以上になったといわれています。しかしこれは診断上の数字であり、そこから疫学上計算できる患者数は300万人以上のうつ病の患者さんがいると推定されています。
日本人の人口の33人に1人が鬱病
であり、鬱病患者の4人に3人はきちんと医師を受診していないことから、実際にはさらに多くの患者がいると考えられます。
そのためさらに4倍すると、10人に一人は鬱病という計算になります。
同僚で鬱病患者がいない方がおかしい?
これは会社で言えば1つのグループ、課に一人はうつ病患者がいる計算となります。
ストレス社会でうつ病は、まさに誰でもかかりうる身近な病気、ありふれた病気と言えるのです。
『もう、仕事行きたくない』どこからが鬱病(うつ病)なのか
一つの基準は『自然に回復するかどうか』
暗いことを考えるから鬱なのではなく正常なことです。
病気の時には一旦調子・気分を落とすとどうやっても回復できないという患者が多数
『仕事辞めたい』『仕事行きたくない』そんなことを考えたりすることは誰にでもありますが、そこから逃れられない状態になってしまう状態が病気という見解が有力。
三大欲求があるかどうか
「食欲」「睡眠」「性欲」などに障害が起き、落ち込んで身の置きどころもないような倦怠感があったりすると一つのうつ病の判断基準になります。
日常生活に支障をきたすような症状が出ている場合を指します。
例えば日常生活が苦痛でも、食欲も睡眠も異常がないのであれば、一応は乗り越えている=まだうつ病とは診断されにくい状態、と言えるでしょう。
『仕事行きたくない程度』ではなく無理はしない
心療内科では、どんな症状でもカウンセリングで門前払い。ということはありえません。
心配なら無理は禁物。一度は医師の診断(相談)を受けましょう。
『仕事行きたくない、起きられない』軽度鬱病(うつ病)の治療・対処法
仕事が終わりのご褒美作戦
小さなご褒美でも良いはずですが、効果を実感できるものを様々試してみましょう。
行きたかった習い事にいく
ヨガ・英会話教室や料理教室など、興味はあったけどなかなか申し込めていなかった。。
そんな大人の習い事(20代・30代〜)にこの機会に心機一転通ってみるのは心の中の模様替えにも。
体を動かすためフィットネスジムに行く
身体と精神は文字通り一心同体の表裏一体です。
フィットネスジム通いでは、人との出会いもありリフレッシュできたり新しい世界が広がる可能性が沢山あります。(フィットネスが男女にオススメな理由)
心の調子が悪い時は一度騙されたと思って身体を動かしてみることをおすすめします。
汗をかくことで老廃物が排出され身体の中の巡りがよくなります。
それによって一時的に気分が晴れるなら、続ければさらに効果があると見込めます。
いつもより良い食事をとる
行きたかった『フレンチに行く』など、大きなご褒美でもいいですが、
『焼き鳥屋さんにいく』『自炊ではなく惣菜を買う』
など小さなご褒美を作っておくと、少なくとも今まで楽しみにが見出せなかった毎日に小さくても確実に光が差し込みます。
飲みに行く予定を入れる
溺れるほど飲んで忘れる。という訳ではなく、ほどほどに飲んでストレスを発散!
一人でしっぽり。というのも大人な気分でリフレッシュできますが、何人かで集まって話を聞いてもらうのが一番効果があります。
好きなテレビ番組・海外ドラマを録り溜め・借りておく
だれでもすぐにできるのがこちら。
リモコンを握って録画ボタンをポチっと、これで1分以内!
テレビ番組は当たり前ですが、毎週定例化されているものが多くそれだけ毎日の楽しみが増えるということです。
TSUTAYAやGEOで借りるようなドラマや映画などは、時間に関係なくいくつも見ることが可能なのでおすすめ。
さらに、最近はインターネットテレビでYouTubeが見れたり、1000円程度のコードさえあればiPhone・iPadを使ってTVでYouTube閲覧・andoroidスマホを使ってTVでYouTube閲覧など、簡単に見ることができます。
温泉(銭湯)に行く高級入浴剤でお風呂に入る
仕事の悩みを抱える人は、常に交感神経がオンになっている状態で、身体をリラックスモードに変える副交感神経に切り替わらない傾向にあります。
副交感神経に切り替えるために、『香り』『あたたかい温度』など、『食感』以外の五感に働きかけることができる入力は効果テキメン。
『仕事辞めたい』『仕事行きたくない』の最終手段
『行かない』休むことです。
休むことで見えてくること、分かることはたくさんあります。
例えば
・休んだ方がなぜか居心地が悪い
・意外と仕事や顧客が気になる
・罪悪感にかられる
などの気持ちになるなら、医師の受診などしっかり考えて行く必要がありそうですよね。
逆に
・休みとなると俄然体調が良い
・急にやりたいことが見つかった
・気分が晴れてきた
などの気持ちになるなら、仕事の量を調節したり、職場を変えたり、はたまたいっそ身体のことを考えて仕事を辞めてみる。
というのもいいかもしれません。
現代の日本は労働力不足の世の中で社会福祉が充実した『大きな政府』の国です。
弱肉強食と言いながらも、どこかでリタイアがあったとしても生きていける環境が整っているのです。
例えば、公営住宅(市営・県営のいわゆる団地)も充実していますし、公営住宅入居の方法も簡単です。
変わり種ですが、お得な家賃で住むなら程度の良い事故物件を選んだり、など方法はいくらでもあるのです。
仕事が辛くて辛くて。。
そう思うと仕事のことばかりを考えてしまいますが、もっと可能性がある!
そう思えば気が楽になるのではないでしょうか。
諦めずに小さなことから地道に変化していくのはいかがでしょうか。